■ 登場人物紹介
成坂 亮
Narisaka Tohru

成坂亮


十五歳。高校一年生。身長:155センチ(自称:160センチ) 黒髪黒目
 ほんの一ヶ月前、偶然シドとセラで出逢い、そこで真実の名を思い出す。
希少種であるゲボの力を持っており、当初本人は自覚なく、ホイホイやばそうな生き物を呼び出していた。

幼いとき母親が再婚し、厳格な父親と年の離れた優しい兄を持つ。
母は亮が小学2年に上がる頃失踪。それ以来父は亮に激しく体罰を与えるようになった。
唯一の味方は十歳離れた兄の修司で、兄が独立しマンションへ移ると、自分も兄の元で暮らすようになった。

父親は大手ホテルグループの社長。
亮の母と再婚した頃から、めきめきと頭角を現し、瞬く間に社員2000人を超えるグループを作るまでになった。
父親は亮の母に亮を押しつけられたと感じており、また、その母親の不可解な能力でここまで会社が大きくなったという恐怖感もあって、亮のことを毛嫌いするようになる。
亮が勉強嫌いで反抗的なのも気に入らないらしい。


シド=クライヴ
Sid = Clive

シド=クライヴ


二十七歳。身長:192センチ 赤髪琥珀目 イギリス国籍
超強力なイザ能力を持つソムニア。とにかく無口。敵が多い。
ヘビースモーカー。
イザ種という、氷結系の力を使う。
7年前までIICRに所属し、その中でもイザ種のトップを張っていた。
トップを張る者には『カラークラウン』というコードネームが与えられるのだが、彼のクラウンは『イザ・ヴェルミリオ』。
7年前ある事件を起こし、超希少種であるカラークラウンを殺害。
それによって組織を追われた。
しかし、この事件には裏があり、現在のIICRトップの男の判断で、表だっては登録抹消だが裏では組織と大きな関わりを持つ。

今の身体ではない、何代か前、彼はある男についてソムニア能力を磨いていた。
その師匠とも呼べる男はゲボ種であり、また、兄弟弟子だった女性もゲボ種だったことから、ゲボに関して他のソムニアとは違う思い入れがあるようだ。


渋谷 秋人
Shibuya Akihito


渋谷秋人


二十六歳。身長177センチ 茶髪黒目 日本人
 シドと事務所を経営する一応社長。コーヒーが水代わり。
学生時代は米国で過ごし、凄まじい飛び級で医師免許を取ったまさに秀才。
しかしその課程でソムニアやセラの存在を知り、オカルト分野だと陰口をたたかれつつもそちらへのめり込んでしまう。
その際、新しい方式の入獄システムを確立し、結局医者にはならずにやくざな世界へ身を投じてしまった。

自分勝手で粗野なシドにいつも振り回されており、貧乏くじを引くことが多いが、それなりに美形でおしゃれさんである。
小さくて可愛い生き物が大好きで、亮の姿を見て毎日ホクホクしているらしい。


皆南 壬沙子
Kaina Misako

三十二歳。身長173センチ 黒髪黒目 日本人
 S&Cソムニアサービスの謎の事務員。もの凄く有能。
本人もソムニアであり、能力は『ラグーツ(水や治癒を司る種)』。
IICRの人間でもある。
シドのお目付役ということで本部から派遣されているのだが、今では事務所に完全にとけ込んでいる。


西田 俊紀
Nsishida Toshiki

十六歳。高校一年生 身長183センチ 茶髪黒目 日本人
亮とは幼なじみの腐れ縁。昔はしょっちゅうケンカしていたが、ほぼ全敗。
三白眼で顔が恐くてガラが悪いため、学校・街中ではやたら絡まれる。
しかし彼女いない歴十六年の、硬派なヤンキー少年だ。
亮が覚醒したセラに、一緒に閉じこめられ五日間も放置された経験があり、それ以来セラの中の出来事を覚えていられる体質になったらしい。
亮にとって数少ない理解者である。


滝沢 一巳
Takizawa Kazumi

四十一歳。身長178センチ 茶髪茶目 日本人
亮の父親の第二秘書。第一秘書が表の仕事をこなすのなら、第二秘書の彼は裏の仕事をもこなす立場にある。
初めて亮を見かけた時(まだ8歳だったような・・・)から、いつかいろいろしてやろうと目論んでいたらしい。
いつも自分に逆らう亮をこねくりまわしていじめてやりたかった。
仕事の出来る変態。

成坂 修司
Narisaka Syuji

成坂修司


二十五歳。身長179センチ 黒髪黒目 日本人
亮のお兄ちゃん。血は繋がっていない。
父親のことは尊敬しているが、亮に対する態度だけは気に入らないらしい。
幼い頃亮が唯一救いを求められる相手だった。
仕事はできるし、頭もイイ。しかも男前。おまけに優しい。いわゆる完璧超人。


シャルル
=ルフェーブル
Charles = Lefevre

シャルル=ルフェーブル


十七歳。165センチ 金髪碧眼 フランス国籍
IICR所属のゲボ。
ものすごい我が侭で高飛車で自信家で、人をかしづかせて当たり前な人種。
超絶美少年で、IICRのゲボの中でも一番の売れっ子。
彼をものにするには、何ヶ月も何年もお話しに通い詰めて、ご機嫌を取ってと、数年がかりで手を考えなければいけないらしい。
能力もかなり高く、現在7人いる本部のゲボの中で三番目くらいの潜在能力を持っている。
呼び出す他空間生物は天使系。
何もかもがお美しい。
それなのに、シドのことが大好き。

ロイス
=ガードナー
Reuss = Gardner

三十八歳。身長172センチ 茶髪茶目 合衆国国籍
IICR本部の研究部所属。ハガラーツ種。
亮のセブンス滞在時の、採血担当官となる。
かたくななまでに研究一筋。
希少種であるゲボに大変興味を持っている。
情愛というものに欠け、性格はあまりよろしくない。


レオン
=クルース
Leon = Crews

レオン=クルース


三十二歳。176センチ 金髪翠眼 デンマーク国籍
IICR医療局所属のベルカーノ種。
医療局でドクターを務める日本オタク。
シドの古くからの知り合いで、壬沙子とも深い関わりがあるようだ。
お人好しで職務に忠実だが、ショタ属性がありお道具マニアの変態な一面も。
IICRにて亮の主治医となる。

オートゥハラ
・ビアンコ
Othala Bianco

四十五歳。身長183センチ 黒髪碧眼 フランス国籍
IICRの現トップ。世界で唯一のオートゥハラ種。
黒人で寡黙な男。その能力はあらゆるソムニアを凌駕し、IICRでも絶大な信頼を得ている。
また人間的にも信頼の置ける存在らしく、シドがIICRを抜ける折、助力したらしい。
所在が不明なことが多く、彼の居場所は専属の秘書室長しか知らないことがほとんどである。
とにかく忙しい人。


ゲボ
・ガーネット
Gebo Garnet

六十四歳。身長171センチ 茶髪翠眼 女性 アイルランド国籍
IICRセブンストップ。ゲボ種のカラークラウンである。
ゲボの特徴で、年齢よりかなり若く見え、見た目は四十そこそこ。
規律に厳しく真面目一徹で、セブンスを守ることに魂をかけている女性。
転生は七度以上らしく、中世以前からのゲボの歴史を見てきた生き字引のような人。
七年前の事件のこともあり、あまりシドに良い感情を持っていない。
カルピス劇場とかに出てきて、ヒロインを虐めそうなタイプ。


ノーヴィス
=ブラック
Novice = Black

ノーヴィス=ブラック


三十四歳。177センチ 茶髪茶眼 イギリス国籍
IICRの系列会社からセブンスへ派遣されている一般従業員。
日本語が堪能だったため亮の執事として抜擢された。
主人である亮に仕えることが嬉しくてたまらない。優しく気が利き、料理も上手。
生まれつき男性機能が働かないことにより、セブンスでの仕事を許されている。
得意料理はオムライス。

ララ
マコーミック
Lale = McCormick

三十八歳。身長157センチ 茶髪黒眼 女性 イギリス国籍
IICRセブンスのゲボ。人生は四度目。セブンス三階在住。
ぱっと見ボーイッシュな美少女タイプ。ゲボの特質上見た目と実年齢に差がある。
お喋り大好きで好奇心旺盛。
ジュリアとはグチ仲間で仲が良い。


ジュリア
=ウェルダム
Julia
= Welldone

三十二歳。173センチ 金髪翠眼 女性 北米国籍
IICRセブンスのゲボ。人生は四度目。セブンス十二階在住。
スリムなモデル風美女。見た目は二十代半ば。
キモノやジョシコーセーに興味のあるミーハー系おねえさん。
ララと二人揃うとうるさくてしかたない。

アレクサンドラ
グリエル
Alexandra = Gourriel

二十五歳。身長165センチ 薄茶髪茶眼 女性 キューバ国籍
IICRセブンスのゲボ。人生は三度目。セブンス二階在住。
とにかく真面目で融通が利かないらしい。
ララやジュリアのようなテキトー人種とは相容れないタイプ。
能力は現在ガーネットの次に強いため、次期カラークラウンを狙っている節がある。


フェフ
・ライラック
Fehu Lilac

三十一歳。身長182センチ 茶髪濃茶眼 オランダ国籍
IICR武力局トップ。フェフ種のカラークラウンである。
フェフ種は念動力を主に使い、荒事を得意とするためか、本人もいたって気が荒く粗野。
シドが組織にいた頃から知っていたらしいが、シドのことを目の敵にしているようだ。
乱暴者で何でも力ずくのチンピラくさい兄ちゃんである。


イェーラ
・スティール
Jera Steel

イェーラ・スティール


本名 リュナス=クロネッカー(Lunas = Kronecker)
二十七歳。178センチ 黒髪灰眼 トルコ国籍
IICR研究局トップ。イェーラ種のカラークラウン。
イェーラ種なので、人や動物のアルマに直接己の種を植え付け、使い魔(ファミリアとも言う)を生み出させることが可能。
見た目はいいが、性格や性癖がかなりヤバく、他のゲボからは敬遠されている存在のようだ。
イェーラの目下の者に力を誇示する傾向があり、他人に見せながらすることがお好みらしい。
研究局のトップだけあって頭はよく、日本語も超堪能。
ちなみに彼の本名は以前から使用しているものであり、トルコ人のそれではないらしい。

アイネ
Eine

十九歳。身長174センチ 金髪水眼 ポーランド国籍
IICR所属ソムニア。イェーラ種でかなり力を持っている。
カラークラウンであるスティールとつるんでいることが多く、この人もかなりのS気質。
イェーラとして種を植え付ける段階で、宿主を壊してしまうことも多いらしい。


柳毅
Ryuki

四十三歳。身長180センチ 体重182キロ 黒髪黒眼 中国国籍
IICR所属ソムニア。イェーラ種でかなり力を持っている。
アイネと同じく、いつもスティールとつるんでいる。
外見はまるまる太った中年オヤジといった風情。内面はスケベで自己中心的。と、どこを切ってもゴメンナサイしたい相手。


シュラ
=リベリオン
Sura Rebellion

シュラ・リベリオン


カウナーツ・ジオット(Kaunaz giotto)
二十五歳。186センチ 銀髪碧眼 トルクメニスタン国籍
IICR武力局獄卒対策部部長。カウナーツ種のカラークラウン。
炎を操るカウナーツ種の実力者で、その能力の強さで「蒼い豪炎」と呼ばれることも。
無骨でおおざっぱな性格だが、意外とデリケートな問題に気がつくタイプ。
六回目の人生だが、シドとは転生周期がほとんど同じことが原因で腐れ縁である。
シドと同じ銘柄のタバコを愛飲している。それ故昔はよくタバコをパチりパチられしたらしい。
所属する部が危険な任務のためしょっちゅう怪我をしており、レオンとも旧知の仲。
現在はベルカーノ種のトップ、リモーネと同棲中。
けっこう尻に敷かれている感じがある。


ソヴィロ・
バイオレット
Sowilo Violet

五十四歳。身長178センチ 金髪紫眼 イギリス国籍
IICRソムニア司法裁判局局長。ソヴィロ種のカラークラウン。
ソムニアを裁く裁判局の頂点で、爵位を持つロマンスグレー。
優雅な物腰で気品があり、公明正大な裁判長である。
だが反面コアな性癖があり、女装少年大好きっ子らしい。
自らを「おじさま」と呼ばせる彼は、従順で容姿も好みど真ん中の亮を愛してやまない。
ちなみに趣味はスチール写真で、自室や執務室に自慢の写真を飾っていたりする。


ティヴァーツ
・ヒース
Teiwaz heather

四十四歳。身長196センチ黒髪黒眼 オーストリア国籍
IICR武力局警察部部長。剣聖と呼ばれるティヴァーツ種で鋼鉄のような武人。
ソムニアの犯罪者を捕らえることのみに全てを傾けている人物で、他のことには興味がない。
力を得るために手続きの容易になったゲボを利用するため、亮の元を訪れる。


皓竜
Kohryu

皓竜


ウルツ・インカ(Uruz Inca)
三十歳。201センチ 黒髪黒眼 中国国籍
IICR武力局局員。次期トップと目されるウルツ種のカラークラウン。
人外の怪力を誇るウルツ種の中でもかなり破壊的な人物で、その戦闘力は計り知れないものがある。
ただし戦闘時以外は寡黙でおとなしく、存在感は薄い。あえてそうしている傾向がある。
また、シャルルにベタ惚れしており、彼の言うことならしっぽを振ってなんでも聞いてしまう。
が、もちろん部下にはその部分を余り見せてはいないらしい。
彼にとってはシャルルが世界の全てのようだ。


リモーネ
=ソルティア
Limone Saltair

ベルカーノ・プラム(Berkano Plum)
二十七歳。女性。身長174センチ ブルネット赤紫眼 スペイン国籍
IICR医療局局長。ダイナマイトボディーを持つお色気お姉さん。
超強力ベルカーノ能力の保持者で、あらゆる治療行為に秀でている。
気は強く情熱的で姉御肌な男前。シュラと数年前からいい関係で、現在同棲中。


ローチ
=カラス
Loach Callas

リアルネーム:雨森 至郎
リアル:身長174センチ 黒髪黒眼 日本国籍 三十九歳
セラ内:身長189センチ プラチナブロンド・スミレ眼 二十五歳
ソムニア詐欺窃盗団の頭領でシドの昔なじみ。
超絶強力なヴンヨ能力を所持しており、見つめるだけで相手を幸せ絶頂にすることができる。
性格は極めてよろしくなく、すさまじいS気質且つM気質もあり。
現在は日本人として生活していて、空栖堂という古本屋の若旦那らしい。
セラ内での本来のアルマはごっつい美形だが、リアルではあえてうだつの上がらない風貌をしている。
が、したたる色気は隠しきれないようである。


久我 貴之
Takayuki Kuga

十六歳。178センチ 茶髪茶眼 一年C組
亮のクラスメイトでルームメイト。
実はシドと同じイザ種のソムニアである。ただ、人生はまだ二回目であり、能力もCマイナスというまだまだひよっこ。
ソムニアとしては組織には属しておらず、個人で賞金を稼いだりして、ソムニアとしての人生を送っている。 自他共に認めるイケメンで、何人もの女の子とイイ感じになりそれを利用して情報集めをしているが、亮と出会って少々様子が変わってきたかも!?
人生二度目のくせに、青春まっただ中!

キース
=ロイド
Keith Lloyd

リアル:4歳:身長100センチ
セラ内:52歳:身長169センチ
イギリス国籍 茶赤髪灰褐色瞳転生12回目 イザ種
シドがカラークラウンを勤めていた当時副官を務めていた。所属は諜報局。
口から先に生まれてきたような男で、シドの圧を軽口でかわす技を持つ。
シドがクラウンを降りてからは副官を降り、諜報局の雑務を請け負う窓際族的環境にいた。 研究局の依頼で転生障害についての調査のため、計画死したのち、どうにか転生を果たす。
IICRといえど通常4歳で実働することはないが、人手不足という名目でセラ・リアルどちらでも現在フル稼働で働かされている。 随分と年下であるシドのことを「キング」と呼び、恐れ嫌な顔をしながらもリスペクトしている。 可愛ければ男女どちらもいける性癖を持ち、4歳という年齢を生かし、おいしい場所へ潜り込もうとする傾向がある。

ハガラーツ
・レドグレイ
hagalaz lead gray

37歳。身長177センチ灰髪青灰瞳 ハガラーツ種カラークラウン(3年目)
理事会執行室<ヴァーテクス>のメンバーで、ビアンコ不在時には彼の代理を務めているIICRにおける実質上のナンバー2。
かなりのやり手で現在は彼がIICRを動かしていると言ってもよい。シドがクラウンをしていた時代とは被っていないため面識がない。
とにかく生真面目。官僚然とした良識派で亮がセブンスに入った折、一度は亮を助けようと動いたことがある。カラークラウンには珍しい妻帯者。

葛藤
有伶
Katsura Urei

エイヴァーツ・ウィスタリア(Eiwaz Wistaria)
32歳。167センチ 茶髪黒眼 日本国籍
IICR現研究局局長。ウィスタリア種のカラークラウン。
癖のあるブラウン系の髪は無造作に肩まで伸び、前髪も目元を覆うほどうっとうしく落ちかかっている。 丸い縁なし眼鏡を掛け、しわの入ったシャツの上から白衣を纏うさえない風貌が特徴。
シドとほぼ同時期に入構し研究局で研究一筋の引きこもりだった。スティール失脚の後、研究局局長を押しつけられた人物。
昼行灯と名高く、エイヴァーツの副官達は彼の補佐をしファミリーをまとめ上げるのに苦労しているらしい。
だが、突然の研究局局長抜擢後、くせ者揃いの研究局をさらりと掌握した所からも額面通りの人物ではないと見る者もいる。
シドとはIICR入構前からの知り合いであり、昔の荒れていた時代を知る数少ない人物。
樹木・植物を扱うエイヴァーツを持つだけあり、セラ内で数多くの植物を育てている。


ルキ・テ・ギア
Ruki te Gere

26歳 ラグーツ種 黒髪黒目 転生3回目 獄卒対策部所属 メラネシア出身
『鬼子』と呼ばれる非常に珍しい存在。異界からの生還者でその為転生の度に肉体の性別が反転する『切替型』に変異した。元来は男性。
彼のラグーツは特殊で、鬼子としての変異により異界へと通じる水を操ることが可能。
その特性から入院中の亮の世話係として抜擢された。
リアル:女性:身長157センチ 茶赤髪灰褐色瞳
セラ内:男性:身長169センチ 顔から足先にまで波や碇をモチーフとしたトライバル系の刺青が入っている。
煉獄では男性体で、小柄で童顔だがかなりの武闘派で隆々とした筋肉を持っている。女性体の時は小柄な割にダイナマイトボディを持つ。
気弱で引っ込み思案、自己評価が低くとても優しい性格だが、こうと決めたら頑固な一面があり、 入構時よりIICRで開催されている新人のための武闘大会に毎年出場し、 同期で主席入構であるハルフレズとは自他共に認めるライバル関係にある。 だがその一方でハルフレズのことを尊敬・敬愛しておりそれを公言して憚らない。
現在ハルフレズとは秘密の恋人関係。獄卒対策部では期待の新人であり、 その戦闘力の高さと癒やし系の見た目・性格からシュラに目を掛けられていて、そのことが原因でハルフレズの機嫌を損なうこともしばしば。

ハルフレズ=ユーリィ=ビョルンソン
Hallfredr Yurii Bjornson

イザ・ラシャ(Isa Raxa)
23歳。177センチ  黒髪翆瞳 国籍:アイスランド
IICR現諜報局局長。イザ種のカラークラウン。シドのクラウン剥奪後、転生3回目・16歳という史上最速の若さでクラウンを襲名。
ビアンコ直々の指名だったため異論を唱える者はおらず、同時に諜報局局長へ就任したイザきってのエリート。
まだ年若いので経験は浅いが、戦闘能力・情報分析能力・組織運営力、どれにも定評がある。
艶やかな黒髪は見事な直毛で、背中に向けて一房のみ長く垂らされている。この特徴的な髪型は出生である民族が関係するらしいが、 彼の精緻な顔の作りと相まって、構内では氷の王子と異名を付けられる一助となっている。
美しい容貌とは裏腹に武闘派で短気、機嫌の悪そうな無表情と鋭い眼光がデフォルトで、リトル ヴェルミリオと陰口を叩かれることもある。
現在同期入構のルキ・テ・ギアと恋人関係にあり、クールな性格とは裏腹に並々ならない独占欲を見せている。
親しい者は彼を「ハル」と呼ぶが、恋人のルキにだけは「フレズ」と呼ばれていて、ほかの者が同じ呼び方をすると機嫌を損なうらしい。 交際についてはルキの一存で未だ公表していないが、周囲には完全にばれている。

スルト統括
General Surtr


研究局所属 エイヴァーツ種 茶眼黒髪
樹根核観測所の所長であり、ウィスタリアの腹心。実際はウィスタリアを雑用に使う事実上の研究局トップと目されている。
実験・研究のみにしか興味はなく、転生障害対策の研究において前々局長テーヴェの後を継ぎ、めざましい成果を上げている。
鋭い眼光に現れる傲慢な性格で、部下達は常に戦々恐々としているが、徹底した実力主義者の為、 有益な意見には相手の身分等関係なくすぐに取り立てる柔軟性も持つ。ウィスタリアとは同期の長い付き合い。


ルクレチア
=メッディ
Lucrezia Meddi

ウルツ種B+ 栗髪碧眼
27歳。161センチ  茶髪蒼瞳 国籍:イタリア
ウェービーな長い髪をポニーテールに結わえていて、小さめの蒼い瞳とローマ人ベースにしては低い鼻と目立つそばかすを持つ愛嬌ある顔立ち。 個人事業主協同組合の交換出向で久我と共にIICRへやってきて、警察局警ら課に配属。現在はテロ特に在籍。
したたかでめげない性格。とにかくイケメン好きで男は顔だと思っている節がある。テロ特においては久我とバディを組む。

ジョーイ
Joey


35歳 180センチ 黒髪黒瞳褐色肌 US国籍
獄卒対策部所属 イザ種第二補佐官
褐色肌にドレッドヘアがトレードマークの陽気なお兄さん。獄卒対策部の所属でありシュラ直属の部下。
眉のないイカツイ顔立ちにイカツイガタイで一見街のチンピラだが、性根は優しく押しに弱い気のいいヤツ。
ラシャ政権の時は第一補佐官を務めていたが、ヴェルミリオ政権に戻ってからは第一補佐官にキースが戻ってきたためその座を譲っている。
第三補佐官のフランツとは同期で、昔はよく悪さをした仲。今も彼が一番の悪友であり親友。
イザの王であるシドに無理難題を押しつけられ、職場の上司であるシュラには何かにつけて面倒ごとを押しつけられる気の毒な存在。

フランツ
Franz

35歳 175センチ 銅髪茶瞳 チェコ国籍
財務局所属 イザ種第三補佐官
職場は入構当時から財務局に籍を置いており、数字に強いこともあってイザファミリーにおいても会計士のような役柄を担っている。
色白で線が細くそこそこ整った顔立ちをしているがかなりの苦労性で、いつも疲れた様子で目の下に隈を作っている。
同期のジョーイとは腐れ縁。何でもそつなくこなせるが、神経が細いためすぐに爆発する。
イザファミリー内においては年若くけんかっ早いラシャの補佐にかなり苦労させられたようだが、 ヴェルミリオへの交代があってからは胃に穴があくのも時間の問題だと自覚している。


U子=モルガンビッテ
Uwe MorganBitte

38歳 199センチ 金茶髪茶瞳 ドイツ国籍
ライドゥホ種 車両管理部所属 PROCメンバー 本名はウーヴェ・モルガンビッテ
筋骨隆々としたドラァグクイーン。サブカル好きで己の名も日本のアニメにちなんでU子という通名をつけている。
ライドゥホでは現在三本の指に入るほどの実力者で、高さ5メートル、全長30メートル超の巨大トレーラーを操り 深層セラまで舗装道路走ることの出来る希有な存在。シドのクラウン時代からの顔見知りであり、 その当時から恐れることなくシドに軽口を叩いていた。80年代ポップスをこよなく愛する恋バナ大好き女子。その腕前を買われてPROC入りとなる。

カイ=ロイ=ジュス
Kai Roe Gius

27歳 169センチ 黄緑髪緑瞳 カウナーツ種シュラ・リベリオンの第二補佐官
獄卒対策部所属 PROCメンバー
蒼炎のシュラに対し、カイは赫炎を使う。
中肉中背そばかすの多い地味な顔立ちだが、肩口まで伸ばしたライムグリーンの髪、 耳や眉についた大量の金属ピアスといったど派手パンクな服装が特徴。その風貌から軽薄な人間と思われがちだが 本人は真面目で面倒見が良く、男気あふれる性格をしている。
シュラに次ぐカウナーツ能力を買われてPROC入りを果たす。

ユーラ=アルジャコワ
Yura Arzhakova

21歳 190センチ 榛髪碧瞳 ウルツ種 ロシア国籍
武力局所属 PROCメンバー
転生3回目の若手。普段は武力局の中央でインカの補佐を務めている。ウルツ種の期待のホープで能力を買われPROC入り。
身長は高いが細身で、ファッションにこだわり榛色の髪をカチューシャであげている彼は、肉体派というよりモデルか何かのような容姿をしている。
見た目偏差値は高いが、性格的に少し幼いところがあり経験も足りていない。

リー=ミン=クァン
Lee Minne Kwan

44歳 162センチ 黒髪黒瞳 ハガラーツ種 中国国籍
建設局所属 PROCメンバー
神の手の異名を持つハガラーツのエースでPROCに抜擢。
ゆるくウェーブの掛かった長い黒髪と優しい顔立ちを持ちふんわりとした雰囲気を持つ。だが、一見考古学者のような野暮ったい服装が多く、実際彼女はかなりの職人気質。 PROCにおいてはU子と特に仲が良く、変わり者の多い班の中では癒やし担当ともいえる。


リチャード=エレフソン
Richard Ellefson

34歳 174センチ 茶色の短髪、青い目 コモンズ US国籍
準機構員サテライト ヴァーテクス所属 樹根核内亮の介助士リーダー
細身、こけた頬、細い目が特徴
樹根核内で亮の世話を担当する介助士3人のリーダー。日本語は話せる。非ソムニア。
神経質で真面目。一般人の身でIICRにて成り上がることを目指す野心家。
頭脳明晰で有能であるため、レドグレイより直接、亮の樹根核での世話係を任ぜられる。

ダヴィ
=ソウザ
Davi Souza

29歳 185センチ 黒髪茶瞳 メキシコ国籍
準機構員サテライト研究局所属 樹根核内亮の介助士
がっちり筋肉質。彫りが深く濃い眉毛が特徴
無骨で真面目。亮に対して何か良くない感情を持っているらしい。

ラージ
=シン
Raji Singh

35歳 180センチ 黒髪青目 コモンズ UAE国籍
準機構員サテライト 医療局所属 樹根核内亮の介助士
がっちり筋肉質。軟派で垂れ目釣り眉が特徴。
真面目なエレフソンやソウザをからかう場面が多い。


ヨルク
=ドール
Yorg Doll

通称YD 31歳 152センチ 金髪 
武力局特殊聴取課・第一位聴取官 絶望を扱う能力ナウトゥヒーツの実力者
醜悪な外見と酷い猫背で老人のように見える生粋のサディスト。
彼の人となりやその容姿に対し蔑称を込めた意味で、誰もが「イエロー・ドッグ」略して「YD」と呼んでいる。
下等な、下劣な、という意味のあるスラングから来た呼び名だが、 本人はいたく気に入っているらしく、彼の右肩には世界的に有名な黄色い犬のキャラクターが彫り込まれているという噂だ。
ソムニアというものは転生を繰り返す度にアルマに引きずられるため肉体の容姿も本来の姿へ近づいていくものなのだが、 この男がこのような異体を所持しているのは本人のアルマがそのようであるという証であり、 本人の意向が多分に含まれている結果であると思わざるを得ない。

テーヴェ
Th?bai

15歳 145センチ トゥリザーツ種
左目は濃緑・右目は水色 金髪ゆるウェーブ、ロング ギリシャ・エジプト系
現在はソムニア系テロ集団・環流の守護者の長であり、組織の教祖的立場。 3期に渡りIICR研究局のトップを務めたが、禁忌の実験に手を出し除名されたと言われている。
現在起きている転生障害発生(生樹衰枯)を予見していて、ビアンコと共にその対策を150年程前から行ってきていた。
世界各地に点在するアルマ的エネルギーを集積するための遺物(ピラミッドやストーンヘンジ、太陽の神殿等の遺跡もこれらに該当する)を 再利用しレイラインを作り出すことで、IICR本部の一角へ常時、力を蓄えることに成功し、 それを利用することで肉体ごと別階層へ侵入できるアクシスを開発した。

エルダ
=カヤ
Elda Kaya

38歳 172センチ 黒髪青灰瞳 ヴンヨ種 環流の守護者メンバー
テーヴェの補佐をしていて、強力なヴンヨの持ち主。
肩口で切りそろえられた艶やかな黒髪とブルーグレーの瞳を持ち、つり上がったまなじりをしたエキゾチックなお色気お姉さん。


グリエル
Gourriel

37歳(見た目ローティーン) 138センチ 茶髪茶瞳褐色肌 ブラジル国籍 ゲボ種
黒縁のロイド眼鏡を掛け、長い髪を二つのお下げに縛ったそばかすでやせっぽちの少女
とにかくゲボ第一主義でリトル・ガーネットの異名を持つ。
能力値も高くガーネット失脚後はグリエルが時期クラウンだと噂されていたが、 生真面目で融通の利かない性格のせいかクラウン抜擢には至らなかった。
形にこだわり流行を追うところもあり、現在はビーガンを自称して可哀想な動物を生まないように過ごしている。

エリヤ
Elijah

白い包帯の少年。年齢不詳 160センチ前後 白髪アクア瞳隻眼(右目のみ)
白いダッフルコートを着て白髪。顔も手も包帯によって隠されている。左目は白い眼帯。
謎の少年だが、ある一定の条件を持つ者にしか見ることが出来ないようだ。
「環流の守護者」と名乗るソムニア系テロ組織からはアンジェラと呼ばれ狙われている。


ナイン=
コラヴィ
Nine Corabi

47歳 175センチ 金髪癖毛 エイヴァーツ種
研究局事務次官であり、エイヴァーツ・ウィスタリアの第一補佐官
昼行灯と呼ばれるウィスタリアを見事にフォローするやり手の補佐官。
普段着が白衣の研究者とは思えないほどすっきりとスーツを着こなし、理知的な顔に穏やかな表情を浮かべたままそつなく仕事をこなす。 セラや樹根核に入り浸りのウィスタリアに変わり、リアルでの実務を取り仕切っている。


ペルトゥロ
・ノース
・シー
Perthro North Sea

82歳 158センチ 予言種であるペルトゥロを持つ唯一の人物
濃緑の衣を着て白い髭をなびかせる魔法使いのような容貌が特徴。IICR元老院の一員で議長。
普段は図書館塔の管理人の一人をしている。
転生回数は15回前後と言われているが、一回の人生が長いこともあり通算年齢は1000年を軽く超える。
ソムニア黎明期よりの記憶を保持している生きるソムニア史で最長老。議会の折に振り回す木槌には誰も敵わない。


フェフ・
スプルース
Fehu Spruce

29歳 女性 158センチ 濃緑髪灰瞳 4転生目
フェフ種現カラークラウン 武力局本部付き補佐官 テロ特局長
10.19事故がらみで転生刑に処されたフェフ・ライラックの後を継ぎクラウンに任命された新米クラウン。
若いながら戦闘力の高さ、戦術の巧みさには定評があり、普段は武力局本部付き補佐官を務める。
セラ・テロ対策特別局局長補佐を任じられるが、実質局長であるシドは名ばかりでありPROCへかかり切りとなるため、 任命後は彼女がテロ特を担うこととなった。フェフは前クラウンのライラック時代からイザとは不仲と言われている。


ラグーツ・イーオス
Laukaz Eos

52歳 女性 美人で母性的 ラグーツのクラウンで治癒・薬物合成能力がプラムに匹敵する。
ファミリーからはお母さん的に慕われていて一番若いルキをとても可愛がっている。シュラたちより一つ上の世代。


ゲボ・
プラチナ
Gebo Platinum

本名:シャルル・ルフェーブル 18歳 ガーネット亡き後、若くしてクラウンを引き継ぐ。
シャルル・ルフェーブルを参照のこと。

カウナーツ

ヴォルカン
Laukaz Volkan

61歳 171センチ 赤髪黒瞳 カウナーツ前クラウン シュラの直属の先輩
豪快で面倒見のいいおじさん。酒と肉が大好き。その剛胆な性格でシュラとはとても相性がいい。
シュラがIICRに入構した当時からの付き合いで、その当時から目を掛けてくれていた。


上泉秀綱
Kamiizumi Hidetsuna

年齢不詳(見た目年齢は30代半ば) 176センチ 黒髪黒瞳→黒髪右黒左アクア
現国籍不詳出生日本 ゲボ種――とされている 転生回数不明
黒の長衣、黒鞘の長刀、長い黒髪を後ろで結わえた美丈夫。
シドと亮の母・諒子の師匠であり、彼らからは宗師と呼ばれる剣の達人。
月光のような――と喩えられる絶佳の容姿をしており、その力はビアンコと肩を並べるが、能力種の違いにより特殊な思想の持ち主。
ビアンコとは旧知で、IICR創設以前はソムニアの為、共闘していた時期もあるらしい。
1500年代、日本に転生した折りの名を己のソムニア名として長く使用しているようだ。
剣術・体術共に凄まじく、シドですら一度も勝てたことがない。
その容姿からは考えられないほど人懐っこい性格をしていて人格者。
若干天然なところもあり弟子である諒子にはよく叱られていたようだ。


■ 用語集
基本世界観
 人は深い眠りに落ちるとき、時折その肉体を離れ『アルマ』と呼ばれる魂のような存在となり、煉獄と呼ばれる別空間を訪れることがある。
その煉獄の中で、似た形や色合いのアルマ同士はかたまり『セラ』と呼ばれるコミュニティーを作り出す。
人はそこで現実とは全く異なる二つめの世界を生きているのだ。
しかし、多くの者は目を覚ましたときそれを記憶していることができない。肉体の記憶を司る脳から離れてしまっているのだからそれも道理なのだが、それ故、この世界のことは未だ一般的に知られることは少ない。
だが、中にはその記憶を現実にまで持ち帰る者がいる。
また更に、自由に様々なセラを出入りし、アルマに秘められた特殊な力を振るうことが可能な者もいる。
前者は一般の者の中にも現れるが、後者はある決定的な出来事がその身体に起こっているのだ。

『真実の名』。そう呼ばれる魂が作られたときのパスワードのようなものを思い出すことの出来た者は、己の魂をフルスペックで使うことが可能となる。
セラの中で意志を持って物品を物質化出来ることから始まり、その他特殊な付与能力を有する者もいる。
一番の違いは、転生後もその記憶をある程度保持できるということだ。
この真実の名を思い出した者たちのことを『ソムニア』と、訳を知る者はそう呼ぶ。

この話は彼らソムニアを中心に展開されているものである。

ソムニア
20万から30万人に一人がソムニアとして覚醒すると言われている。

ソムニアには大きく分けて25の種類がある。
一番多いのは8割強を占める『マナーツ』と呼ばれる種で、彼らはセラ内での物質化能力に長けている。
だが、その他の特殊能力を持ち合わせていない為、IICR(国際セラ研究機構)のような大きな組織には所属出来ないケースが多い。

種類にはそこそこ多い者から、現在世界に一人しか確認されていない希少種まで様々だ。
アガシク言語を読解する『アンズーツ』種。
予言能力を付与された『ペルトゥロ』種。
セラの基礎を構築できる『イングヴァーツ』種。
吸収したソラス能力を使用可能となる『オートゥハラ』種。
以上の種は圧倒的な希少種で、各々現在世界で一名の存在が確認されている。
しかし、アンズーツ種は七年前その希少な一名が殺害され、現在は空種となっている。
また、中には『ウィルド』と呼ばれる種もあるが、『そういう種の存在があるらしい』と口伝で伝えられているだけで、詳細はわからない。
その為ウィルドをソムニア種に数えず、全部で『24種』とする文献も多い。

シドの持つ『イザ』種は凍結能力を付与されているが、そこそこ人数は多い。
亮の持つ『ゲボ』種は亮を除くと現在世界に7名しかおらず、かなりの希少種といえる。


組織
最も権威のある機関は『国際セラ研究機関(International Institute for Cela Research)』通称『IICR』であり、ここは世界の主要な地域に支部を持ち、ソムニアの世界を完全に上から掌握しているといえる。
選ばれた500名強のソムニアで構成されており、セラ内で起こる犯罪等を取り締まる警察部や、セラ内に現れソムニアを食らう『獄卒』と呼ばれる生命体を狩るエージェントも有している。
各国の首脳部にも影ながらコネクションがあり、大きな力を有している。

他には病院関係のソムニア達で作られる組織(睡眠療法や催眠治療といったかたちで利用されている)や、中小の公認事務所による組合みたいなものも存在しており、ほとんどの者はこれらに所属することが多い。
しかし中にはIICRの公認登録から漏れたソムニアや、記録を抹消されたソムニアもおり、彼らは法の外に置かれる身で、セラ内で殺害等被害を受けたとしても、全て自己責任とされてしまう。
セラの中での殺人や、情報のスパイ活動、洗脳行為など犯罪を犯した者がそのほとんどである。

彼らには賞金が賭けられ、一般のソムニアたちもそれを狙う仕事をしていたりする。

ゲボ
ソムニアの希少種の一つ。
『生贄』という意味合いを持ち、己の血や体液を使い、他空間から異形の者を呼び出す力を有している。
その性質上、他空間との関わりを持つ力が強く、その血は様々な用途で使われることになる。
ゲボの血はソムニアの力を高めるものであり、また、空間拘束力を持つことから、セラへアルマを留めて置くための拘束具の材料として使われることもある。

彼らは生贄という性質上性的魅力に富んだ者が多く、その上ソムニア能力への耐性も高いことから、近代に至るまでそれによって乱獲の憂き目に遭い、その数を激減させたと言われている。

セラ


 人がノンレム睡眠中訪れる『煉獄』の中にあり、似たアルマを持つ者が集うコミュニティ。
煉獄には無数のセラが存在し、人は幾つものセラを掛け持ちで訪れる。
似た価値観や考えを持つアルマが固まる性質があることから、セラの中は同じ文化圏で生活する人々が集まりやすい。

 ソムニアはセラ内で超人的な力を発揮することが出来るが、それは「ここが現実でない」と認識出来ているため。
力あるソムニアはセラ内だけでなく、リアルでも数パーセント程度ではあるがそういった能力の片鱗が現れることがある。

 セラの中で斬られたりすると、現実の肉体も同じ傷を負うことになる。それゆえ、中で殺されてしまった場合、同じ形で外の肉体も死に至る。
しかしセラでアルマが身の危険を感じると、すぐに肉体に引き戻される為、こういった事件はそれほど多くはない。
また、セラ内で人は倫理観が薄れ、本能に近い行動を取ることが多い。
肉体の外壁がなく無防備であるアルマは、外部からの影響も受けやすく、セラ内では容易に洗脳されたり情報を漏らしたりしてしまうことがある。
ソムニアの間ではそう言った行為は表では禁止されているが、裏では仕事としてかなり利用されているようだ。

 セラの中は現実とは時間の流れ方が異なる。リアルでの1秒が、セラでの31秒に相当する。
その為、セラとリアルでの交信は文章によるメールが一般には多く使われているが、
秋人の考案した新しい交信システムでは、セラからリアルへの連絡は音声を使って入力できるようになっている。
つまり、秋人はキーボードで会話し、中のシドはそれが音声変換されたものを聞いて、声で答えるのである。
その声は再び文字データに変換され、秋人のパソコンへ入力されることになる。
メールを打つのをめんどくさがってちっとも連絡を取ってこないシドに我慢も限界が来て、
秋人が苦肉の策で作り上げた一品だ。


ソラス
 セラが大きくなり内部に力が蓄積されると、一つの人格を生み出すことがある。
それが『ソラス』と呼ばれる存在である。
ソラスは人と同じ形をしていることが多く、自分を生んだセラを守護するために動いていることが多い。
しかし中にはセラを訪れる人を閉じこめようとしたり、自分に優位な世界にするため所属する住人に危害を加えたり、など、良からぬことに走るケースもある。

ソラスは住人の持つアルマの飛沫でできた、それ自体がエネルギー体のような存在であり、それを内部に取り込むことによって ソムニアは己の力を高めることができる。
シドは狩ってもよさそうなソラスを見つけ、それを体内に取り込むことで力をアップさせる行為が大好きである。
趣味は『ソラス狩り』です。

入獄システム
決めた座標のセラへ正確に入ることの出来るシステム。
実は十年近く前、秋人が新方式のシステムを開発し、その正確性は格段に上がった。
今では訓練さえすればソムニア以外でも決めたセラへ入ることが可能だが、そこでの記憶を覚えておけるかどうかはその人次第である。
シドの事務所では、地下にシールドルームがあり、そこに秋人お手製の高性能入獄システムがある。

GMD
Gebo's moonstruck drip の略。
十八世紀頃から作られ始めたらしいが、現在は表だってソムニアは使用していない。
ゲボの血を精製して作られる薬で、本人以外のゲボがそれを使用すると、何もわからなくなるほど快楽を求めるようになる。
以前、力あるソムニアたちはこれを使い、ゲボを調教して己の糧にする行為を繰り返していたが、その際あまりの薬の効果でリアルでも他空間から異形の者を召還し、大事故が起こることが多発した。
現れた生命体に引きずり込まれたゲボは転生することもなく、ゲボの数はあっという間に減っていった。

現在は一般の者たちに娼妓育成用として売り買いされており、表だってはいないがIICRはその利潤を全て手に入れているらしい。
ゲボ以外の者が使用した場合は、それなりの効果は得られるが、命に関わるようなことはない。

虫(バグ)

 セラの中にはアルマの澱んだ部分を受け作られる『虫』と呼ばれる存在が発生することがある。
虫は様々な形をしており、人間が忌避するモンスターのような姿をしているときもあれば、文字通り虫のような形で群れていたり、人その者のかたちをとることもある。
虫は住んでいる住民を襲うことが多々あるが、ほとんど襲われた時点でリアルにアルマが戻ってしまうので大事になることは少ない。
しかしそのタイプによっては危険なものもあり、注意が必要な存在である。
なお、虫はソラスには手を出すことはない。

真実の名
日本で言う『諱(いみな)』。
アルマが作られたときに設定されたパスワードのようなもの。
アガシク文字という特殊な文字で書かれているらしい。
これを思い出すことで、人は本来持つアルマの能力を生かし切ることが出来る。
それは以下のような事があげられる。

1:転生後も記憶をある程度保ち続けることが出来るようになる。
2:セラ内で特殊な能力を駆使できるようになる。
  (その種類、系統はその人が生まれ持ったもので変更は不可)

また、真実の名を別の誰かに知られてしまった場合、名を知った者にアルマごと支配されてしまうことになる。
それ故、真実の名は絶対に口にしてはいけない。


セブンス

IICRにおいてゲボが居住する棟のことを、通称でこう呼ぶ。
百年近くの間、ゲボの数が7名を超えることがなかったため呼ばれるようになったらしい。
セブンスに行ける者は医者や従者、その他『ゲスト』と呼ばれるカラークラウンのみである。
ゲボの性質上、その能力にあやかるため、遙か昔からセクシャルな目的でこの棟へ出入りすることがカラークラウンの習わしとなっている。
だが近年は管理が行き届き、ゲボの希望によってのみゲストを取ることが可能なため、以前のような陰鬱な環境ではなくなっている。

作りとしては地下にもジムやプールといった様々な設備があり、ゲボたちの体力増進のために使われている。
居住区は各フロア1名ずつの様式になっており、フロアごとに専用のエレベーターが設けられている。 全ての基が一階にある中央管理室からつながっていて、訪れる者は必ずその部屋を通る必要があるため、ゲボ間のハシゴが出来ないシステムになっている。
また、ゲボを保護するため全館が完全シャットアウトのシールドルームであり、この中にいる限りセラへ行くことが出来ない仕組みになっている。


ゲスト
セブンスにセクシャルな目的で出入りするカラークラウンのことをこう呼ぶ。
予約制で、目当てのゲボのスケジュールに希望の時間リザーブを入れると、そのゲボの判断で許可が出されたり拒絶されたりする。
現在はかなりゲボ優先なため、気が乗らなければほとんどゲストを取らない者もいる。
ただし、初めて訪れるゲストだけは必ず許可を出さなくてはならず、それによって顔合わせが行われることになる。
しかし、訪れたゲストがすぐさまそういう行為におよべるかと言えばそうではなく、長い時間を掛けてゲボと信頼関係を築いていくことが大切らしい。
ゲボの能力上、行為に及んだゲストはその能力を向上することができ、名目上は「能力向上のための行為」ということになっている。

カラークラウン

IICRにおいて各能力種のもっとも優れたものに与えられる冠で、この名を持つ者は機構内においても大きな役職に就くものがほとんどである。
シドも以前はイザ種のカラークラウンを勤めていた。

ダガーツ種
ソムニア25種の中の一種。
他人の心や考えを読み取る力を持つとされる種。
現実での力は大きくはないが、セラ内では特に力を発揮し、中には人のアルマの種別や構成などを『見る』ことのできる者もいる。
そう言った者たちはIICRトップであるビアンコ直属の組織『ヤザタス』の構成員として、仕事をすることもある。